愛媛県は松山空港について、自衛隊の訓練などに円滑に利用できる「特定利用空港」の候補になったと、今月2日に国から説明が受けたと発表しました。

国と県によりますと、「特定利用空港・港湾」は、安全保障や災害への対応を実効的に行うため、普段から自衛隊や海上保安庁が円滑に利用できるよう国が指定するもので、現在、全国11の空港と25の港が指定されています。

松山空港が「特定利用空港」となれば、四国の空港では初めてで、そうなると、年に数回程度の自衛隊機による訓練などが想定されるということです。

これについて県は「国が管理する空港なので、同意を求められる立場ではない」とした上で、県民の理解に向けた丁寧な説明と、県民生活に影響が出ないよう民間利用の優先などを国に申し入れたということです。