20日に投開票が行われた参議院選挙宮崎選挙区は、立憲民主党、新人の山内佳菜子氏が自民党の現職を破り、初当選を果たしました。

(初当選した山内佳菜子氏)
「皆様の命と暮らし、そして尊厳を守るそして皆様の大切な故郷を守る、その思いで全力で取り組んでまいります」

20日、投開票が行われた参院選の宮崎選挙区は、立憲民主党、新人の山内佳菜子氏が、自民党、現職の長峯誠氏におよそ4800票差で競り勝ち初当選を果たしました。

山内氏は宮崎市出身の44歳。
宮崎日日新聞社の元記者で、2021年から県議会議員を2期目途中まで務めて参院選に出馬し、県内野党4党の事実上の統一候補でした。

県選出の女性国会議員は、1946年の衆院選で当選した大橋喜美さん以来、79年ぶり2人目、参議院では初めての女性議員の誕生です。

一夜明け、山内氏は改めて報道陣を前に抱負を述べました。

(山内佳菜子氏)
「命を繋ぐ食料品の消費税率0%、宮崎の暮らしに欠かせないガソリン暫定税率廃止についてはできるだけ早く取り組みたいと考えている」

このあと、宮崎市内でつじ立ちを行い、市民と握手を交わすなどして応援に応えていました。

また、参院選の県内の確定投票率は57.19%で、前回を9.67ポイント上回りました。