ホテルなどがアイデアを出し合って福岡市と観光の将来像を描く取り組みが始まりました。温室効果ガスをできるだけ出さないツアーを計画。得られた知見をほかの観光業者と共有するのが狙いです。個性豊かな参加メンバーは、移動は“電動バス”食事は“ヴィーガン”、泊まるホテルはふく射熱を利用した“省エネ冷暖房”というコースに参加。サステナブルに抱くイメージが「面倒くさい」から「わくわく」に変わったと話します。
(国連は世界の平均気温の上昇を産業革命前と比べて1.5℃に抑える目標を掲げています。RKBは地球温暖化を防ぐ取り組みを連載しています)
◆6つの事業者が提案「こんな観光はアリ?」
福岡市のホテルの屋上に集まったのは、持続可能な観光=サステナブルツーリズムの参加者です。新型コロナの感染拡大以降、旅行のあり方が見直されるようになりました。このツアーは、環境に配慮した新たな旅行の形を探ろうと福岡市が初めて実施したもので、ホテルなど6つの事業者が提案した実証実験が行われています。
ホテルグレートモーニング・二枝徳英さん「電気や水、エネルギーをすごく使うので、ホテルの責任として少しずつですけど、環境や人に良い取り組みを行っていきたいですね」
ツアーには個性豊かなメンバーが参加しました。その1人が、社会問題の解決を目指す株式会社を設立しメディアでも注目を集めている12歳の社長・レウォンさんです。

レウォンさん「地球だけでなくヒトにも優しく、自分がいて気持ちいいところも大事です。そうじゃないと続かないし、そこが一番楽しみかもしれないですね」
成人男性で唯一参加した桑原功一さん。反日集会が起きていた韓国など世界各国で偏見をなくそうと通りがかりの人と抱ようを交わす活動=フリーハグを行っています。戦時下のウクライナに2か月間滞在し10日前に帰国したばかりです。

桑原功一さん「日本は世界から見たらそこまでサステナブルは進んでいないと思います。最先端の技術を体験できる場なので楽しみです」














