「土用の丑の日」を前に大分市の専門店には、うなぎを食べて夏の暑さを乗り切ろうと多くの人が訪れ、にぎわっています。
19日の土用の丑の日を前に、大分市内のうなぎ専門店は早くも書き入れ時を迎えていました。開店と同時にほぼ満席となり、持ち帰りの注文が次々と入っていました。

ウナギの高値傾向が続く中、この店では県産米の仕入れ値は去年の倍以上となっているそうですが、この夏の価格は据え置いています。

(うな重・田辺篤史さん)「上がった分をそのまま価格に転嫁してしまうと、召し上がっていただけない金額になるのではないかと思うので、頑張っていきたい」
土用の丑の日を前に訪れた人たちは、夏の厳しい暑さを乗り切ろうと、うなぎ料理で英気を養っていました。
(利用客)「あすは混むからきょうにしました。満足です」「いただいて元気にならなくちゃと思っています」
(うな重・田辺篤史さん)「なんとかこの食文化を残していって、皆様にも夏になったらうなぎ食べに行きたいね。『疲れたからうなぎを食べたいね』と思ってもらえるように踏ん張っていきたいと思っていますので、ぜひ食べてほしい」
この夏の「土用の丑の日」は19日と7月31日の2日あり、うなぎ店のにぎわいは続きそうです。