高知県四万十市の小学校で農業高校の生徒が食育の授業を行い、地元食材の魅力や食の大切さを伝えました。

幡多農業高校では生徒が実習で育てた農作物などを市内の小中学校に給食用として提供しています。17日は生活コーディネート科の3年生5人が中村南小学校で食育の授業を行いました。高校生たちは自分たちが生産しているブシュカンについて、通常捨てられる、果汁を絞りとった後の皮を利用した加工品を作っていることなどを説明し、地域食材の魅力や食の大切さを伝えました。このあと小学校からの依頼で高校生たちが発案した「はたのう食材献立」を小学生と一緒に食べました。冷しゃぶにブシュカンのマーマレードを和えた料理に小学生は…

メニューの評判は上々で小学生たちは高校生のお姉さんたちと楽しい給食の時間を過ごしました。

(小学生)
「酸味があって目覚めそうでとてもおいしかったです。(Q.何に目覚める?)元気百倍です」
「ブシュカンの風味が効いててとてもおいしいです」

(メニューを発案した高校生)
「私たちも(試作品の)試食とかしてきたんですけど、もっとおいしく作ってもらえてよかったですし、子どもたちがおいしく食べてる姿を見てうれしいなと感じました」

幡多農業高校と中村南小学校は今後も定期的に、食育の授業を開催できればとしています。