暑い夏…田畑の水不足も心配ですが、人の命に直結する献血も不足気味になるそうです。広島県赤十字血液センターではキャンペーンを展開しています。

広島市中区の赤十字血液センター献血ルーム「もみじ」です。

献血には、1か月間使用できる200mL、400mLの献血と、使用期間が3日間と限られるために慢性的に不足気味な成分献血の2種類があります。

初めて成分献血する人
「時間がかかるというので今まで抵抗があって400(mL献血)をしていたんですけど、今回時間があったので初めてチャレンジしてみようかなと思って」

献血は、冬場と夏場に減る傾向にありますが、赤十字血液センターが特に危機感を高めているのは、若年層の減少です。

広島県赤十字血液センター 献血ルーム「もみじ」 松本佳子さん
「50代・60代の方についてはけっこうたくさん、皆さん来ていただいてるんですけれど、今の10代~30代には、なかなか献血を身近に感じていただけない世代というか、献血に来られる方がどんどん減っている…」

献血ルームで「初めて献血する」という人の数は、ピーク時の半分ほどに。そこで7月17日からキャンペーンが始まりました。

広島県赤十字血液センター 献血ルーム「もみじ」 松本佳子さん
「やはり10代から30代の方に来て頂かないと(将来的に)献血というのが成り立っていかないのではないかと思っています。献血は、とても簡単なボランティアですので、良かったら来て頂きたいなと思っています」