東京電力・柏崎刈羽原発の再稼働をめぐり、市町村長との意見交換を進める新潟県の花角英世知事。上越地域での懇談では再稼働への賛否を明言する市長はいませんでした。

東京電力・柏崎刈羽原発の再稼働の是非をめぐり、花角知事が県民の意思を見極める手段のひとつとする市町村長との懇談会。3回目は上越市と妙高市、糸魚川市の市長と意見交換しました。

非公開で行われた会のなかで、3人の市長はそれぞれの思いを伝えました。

上越市 中川幹太市長
「原子力災害全般について、分かりにくいところがたくさんあるので、説明を続けていただきたいとお願いした」

上越市 中川幹太市長

糸魚川市 久保田郁夫市長
「糸魚川市は柏崎と志賀原発のちょうど中間点にあって、UPZ外にあるわけなので、基本的には糸魚川市民の安心安全を最優先にして」

糸魚川市 久保田郁夫市長

妙高市 城戸陽二市長
「原子力発電所の必要性とか安全性に関しては、国がしっかりと定めるべきという話をさせてもらった。そのうえで地元の同意が論点になっているのであれば、それは原発が立地する自治体および県でしっかりと判断していただきたいと」

妙高市 城戸陽二市長

いずれも再稼働への賛否は明言しませんでした。

新潟県 花角英世知事
「意見、あるいは気持ちを率直に伺うことができました。貴重な機会であったと思っています」

新潟県 花角英世知事

花角知事は18日に新潟市や三条市、佐渡市などの首長との意見交換に臨みます。