太平洋戦争の資料や特攻隊員の日記などをデジタル保存するため、アメリカにある研究所の研究員が大分県護国神社を視察しました。
アメリカ・スタンフォード大学フーバー研究所の研究員、上田薫さんは、戦争資料の保存などに取り組んでいます。今回は2024年8月に閉館した予科練資料館の資料をデジタル保存するため、資料が寄贈された県護国神社を視察しました。

デジタル保存するのはおよそ3000点ある資料のうち、特攻隊員が綴った日記や遺書などで、上田さんは保存状態を確認しました。
(スタンフォード大学フーバー研究所・上田薫研究員)「訴えるものが強いものがありますし、同世代の人が書いているのは非常にインパクトがあると思うので、戦争経験やそういう人生を送ってきた人がいたんだなということを、世界中の若い人たちに見てもらいたいと思います」
上田さんは今後、収蔵されている資料の中からデジタル保存する内容を精査するということです。