参院選岩手選挙区の候補者の戦いぶりを伝えるシリーズ「決戦の夏候補者を追う」。3回目は参政党の及川泰輔氏です。

参院選岩手選挙区に立候補しているのは、ご覧の4人です。

(及川泰輔氏)
「私は金ケ崎町に住む、普通の会社員であります。先月まで会社勤めをしながら、3月から公認をいただきまして、政治活動を続けてまいりました」
参政党の新人・及川泰輔氏は宮城県登米市出身の46歳金ケ崎町在住の会社員ですが、現在は会社を休職して選挙戦に臨んでいます。

(及川泰輔氏)
「今の国政で働いている政治家のみなさんは、私のような一庶民、一国民を向いた政治を行っていないのではないか」
及川氏が訴えるのは、自身が立候補した理由でもある既存の政党や政治家への不信感です。

3月に立候補を表明してから4か月あまり、知名度不足は否めませんが、それでもSNSなどを通して参政党に興味を持った人が話を聞きに来る姿も見られました。
(支援者は)
「選挙演説に来るのも初めてなんです。で、参政党を知ったのも2、3か月前で。でも私は、この政党だったら日本を変えてもらえると本当に思ったので。じかに聞いてみたいと思いました」
(及川泰輔氏)
「勇気もらえますね、やっぱり。励みになります」

(盛岡市・材木町よ市での活動)
「参政党です。よろしくお願いします」
県議と2人の市議、そしてボランティアを中心とした選挙運動ですが、及川氏と同じくこれまで政治活動に縁がなかったという人が少しずつその輪に加わり始めています。
(運動員は)
「ラインのアドレス、URLっていうんですか、そちらをポチッと押してみたら、党首の街頭演説の様子が映っていて」

8日、参政党の神谷宗幣代表が岩手県入りしました。
政党要件を満たしたことで露出が増えた注目の党首の街頭演説に、およそ300人が集まりました。
(参政党 神谷宗幣代表)
「日本人にちゃんとお金が回る仕組みを作ろうというんです。日本人が不公平を感じないような、そういう制度を作ろうと言っているのです。こんなの当たり前です」

「物価がこれだけ高い、ガソリン代高い。なのになんで払う税金は安くならないんだ。社会保険料は高いままなんだ。どこも入れるところないよな。ですけど、みなさん安心してください。参政党があるんですよ。参政党がこの岩手県、そして会社員の私」

物価高や人口減少などの山積する課題や、国民の不満などを背景に、既成政党ではない新たな選択肢として支持拡大を目指すいち会社員の挑戦が続きます。