有明海沿岸で災害や水難事故が発生した時の連携強化を図るため、海上保安部と福岡など3県の消防機関が合同潜水訓練を実施しています。


◆海保と沿岸3県の消防
福岡市博多区の福岡県立総合プールで行われている合同潜水訓練には、三池海上保安部と福岡・佐賀・熊本県の有明海沿岸にある消防機関の職員など、約40人が参加しています。
訓練は、深さ5メートルの飛び込みプールで行われていて、参加者たちは素潜りなどの基礎訓練をした後、車両が海に転落したことを想定した人命救助訓練も実施しました。

大牟田市消防本部特別救助小隊 小屋勇太消防士長「ほかの部隊の訓練も見て、戻ってからフィードバックをして救難活動にいかしていきたい」

◆有明海での災害に備える
この合同訓練は、有明海沿岸での津波など大規模災害や水難事故が発生した時に、海上保安部と沿岸地域の消防が連携して対応できるように、毎年実施しています。