大雨と雷及び突風に関する全般気象情報　第12号
2025年07月17日11時20分　気象庁発表

東日本では１７日は、西日本では１８日にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。四国地方では１７日昼過ぎから１７日夜遅くにかけて線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

［気象概況］
　高気圧が日本のはるか東にあって、日本付近に張り出しています。この高気圧の縁に沿って暖かく湿った空気が南から流れ込んでいるため、東日本から西日本の太平洋側を中心に大気の状態が非常に不安定となっており、四国地方や東海地方では雷を伴って非常に激しい雨の降っている所があります。
　高気圧は、勢力を強めながら日本付近に張り出し、南から暖かく湿った空気が流れ込むため、東日本では１７日は、西日本では１８日にかけて、引き続き大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

［雨の予想］
１７日１２時から１８日１２時までに予想される２４時間降水量は多い所で、
　　東海地方　　　　　　１２０ミリ
　　近畿地方　　　　　　１５０ミリ
　　四国地方　　　　　　３００ミリ
　　九州北部地方　　　　１５０ミリ
　　九州南部・奄美地方　１５０ミリ
その後、１８日１２時から１９日１２時までに予想される２４時間降水量は多い所で、
　　九州北部地方　１５０ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、以下のとおりです。
四国地方　徳島県、高知県
　１７日昼過ぎから１７日夜遅くにかけて

［防災事項］
　東日本や西日本ではこれまでの大雨で地盤が緩み、土砂災害の危険度が高まっている所があります。東日本では１７日は、西日本では１８日にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
　また、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。