日産自動車が神奈川県内の2つの工場で車両生産を終了すると発表したことを受け、日本商工会議所の小林会頭は雇用対策に万全を期して取り組む考えを示しました。

日産自動車は15日、神奈川県の「追浜工場」など2つの工場での車両生産を終了すると発表していて、今後どこまで従業員の雇用が維持されるかが焦点となっています。

日本商工会議所 小林健会頭
「非常に憂慮している。商工会議所のある面の役割はそういうときのセーフティーネットを張って、国と一緒に展開していくということにあるので、それは万全を期してやりたい」

小林会頭は会見で、2つの工場で直接雇われた従業員は「およそ4000人いる」と指摘し、「これだけ多くの人間を工場の周辺で吸収するには少し時間が要る」と話しました。

そのうえで、従業員の雇用が維持できなくなった場合に備えて、支援体制を強化する考えを示しました。