今回の参議院選挙、テレビ高知では、徳島・高知の“合区”選挙区に立候補している4人の候補者の戦いぶりを取材しました。徳島と高知、それぞれの県での選挙戦に密着していて、今回は、参政党の新人・金城幹泰候補の、徳島での戦いぶりをお伝えします。

参議院議員選挙、徳島・高知選挙区には、4人が立候補しています。
(届け出順)
◆自民党・新人 大石宗 候補(おおいし・しゅう)
◆無所属・現職 広田一 候補(ひろた・はじめ)
◆参政党・新人 金城幹泰 候補(きんじょう・みきひろ)
◆政治団体 NHK党・新人 中島康治 候補(なかじま・やすはる)

◆金城幹泰 候補
「参院選の争点は経済政策です、減税です。どの政党が減税を訴えているのか、どの政党が反対しているのか。反対している政党だけ言っておきますね、自民党です」

金城幹泰候補、43歳。選挙戦は徳島からスタートさせ、公示後6日間、集中的に支持の拡大をはかりました。

今回の選挙戦で、最も大きな争点と捉えているのは、経済政策。減税と積極財政が必要不可欠だと主張し、これまでの政府の対応を強く批判しています。

◆金城幹泰 候補
「景気のコントロールをするというのが、本来の税金の役割の1つなんですよ。これを政府は全くやってないんです。全くやってないどころか、逆ですよね、お金を増やさないといけないのに、減らしてばかりきたんですよ、消してばかりきたんです。だから日本の経済は全く成長しなかった、伸びなかったんですよ。先に支出があって、後から帳尻合わせとして税を徴収する。『この金額を下げましょう、減らしましょう』というのが減税ですよ」

この日は、2022年の参院選で得票率が高かった所を中心に選挙運動を繰り広げます。1人でも多くの人に、顔と名前、そして党について知ってもらうため、有権者と触れ合う時間を大切にしています。

47都道府県全てに支部を作った参政党ですが、徳島には地方議員はいません。両県連支部は「人数は少なく、体制づくりは道半ば」と度々口にしますが、政策や理念に対する共通のビジョンを描き、選挙戦に臨んでいます。

◆金城幹泰 候補
「もちろん、しんどい時もあるんですが、ブーブー言いながら…みたいなところもあるんですが、やっぱりみんな、見ている先が一緒なんですよね。明確なビジョンを打ち出して、理念をみんなで共有して集まっている組織なので、『やっていて楽しい』というのは、みんなあると思います」