今回の参議院選挙、テレビ高知では、徳島・高知の“合区”選挙区に立候補している4人の候補者の戦いぶりを取材しました。徳島と高知、それぞれの県での選挙戦に密着していて、今回は、無所属の現職・広田一候補の、徳島での戦いぶりをお伝えします。

参議院議員選挙、徳島・高知選挙区には、4人が立候補しています。
(届け出順)
◆自民党・新人 大石宗 候補(おおいし・しゅう)
◆無所属・現職 広田一 候補(ひろた・はじめ)
◆参政党・新人 金城幹泰 候補(きんじょう・みきひろ)
◆政治団体 NHK党・新人 中島康治 候補(なかじま・やすはる)

◆広田一 候補
「与党の皆さんと石破政権には、お灸を。きょう回りよっても言いよった。『2万円貰うても…』と…」

無所属の現職、広田一候補(56)はこの日、徳島市の日曜市で、有権者たちとふれあいました。

徳島での知名度は「十分ではない」と話す広田候補。およそ4時間かけて、1人1人の言葉に耳を傾けました。

◆広田一 候補
Q.米を販売している人と話していたが
「そうですね。私が聞いたのが『令和の米騒動は自民党農政の失敗が原因だ』ということと、『先行きが不透明なので心配だ』というお話をされていたので、そういったことは、しっかりと国政に届けていくべきだと改めて感じたところです」

2023年、参院補選で当選。この時は高知の候補者同士の戦いで、徳島の投票率は過去最低の23.92%でした。関心の低さは顕著です。

「合区解消」は、長く訴えてきたテーマの1つ。広田候補は「民主主義で最も大切な選挙への参加が阻害されている」と考えています。

◆広田一 候補
「私自身、合区法案には、高知県選出の国会議員ではただ1人、かつて反対票を投じたものでございます。もし解消することができなければ、私自身、政治家として責任を取りたいと、それくらいの覚悟で合区解消に取り組んでまいります」

この2年、およそ400人いる徳島の地方議員の自宅を訪れ、課題などを聞いて回ったという広田候補。

その実直な姿勢で得た徳島の仲間たちと、“暮らしに寄り添う政治”を訴え続けます。

◆広田一 候補
「消費税の減税、103万円の壁のさらなる引き上げ、暮らしに寄り添う、1人1人に向き合う、そういった世の中に変えていくため、石破政権を変えるため、私・広田一に力を貸してください」