夏のレジャーシーズンに増える傾向にある水の事故を防ごうと、警察と国土交通省の職員が合同で河川の点検作業を行いました。
(平松咲季記者)
「犬が水浴びを楽しんでいます。あのように【画像①】浅瀬で安全な場所もあれば、一方で水深が3メートルにも及ぶ危険な箇所もあり、過去にはここで事故も起きているということです」

旭川の河川敷で行われた点検作業には、国土交通省の岡山河川事務所と岡山西警察署の職員合わせて9人が参加しました。職員らは、川の水深を計測したり流れの速さを観察したりするなどして、水の事故が起きる危険性が高い場所を確認していきました。

(国土交通省 岡山河川事務所 末永敦総括保全対策官)
「流れの中心から向こうの奥側は、洗掘(深くなっている所)なので、そこは注意して」

岡山県警と国交省が合同で点検を行うのは今回が初めてです。先月には、この川の下流で2人が死亡する事故が起きるなど、岡山県内で水の事故が後を絶たない中、警察は、今回の点検の結果を踏まえ、今後の巡回活動などにさらに力を入れる考えです。
(岡山西警察署 地域課 寺元克人課長)
「急に深くなっているところが目で見て分かったのが大きかった。川は憩いの場である半面、危険なところでもあるということを(県民に)理解していただきたい」
河川の利用が増える夏休みシーズンです。警察は、子どもだけで川に近づかないことやライフジャケットの着用を徹底することなどを呼びかけています。