仙台国税局長に新たに馬場健(ばば・けん)氏が着任し、参議院選挙の争点にもなっている消費税の減税を巡り、金融市場への影響を注視していると述べました。
仙台国税局 馬場健 局長
「税金がなぜ重要なのか理解を深めてもらえるよう周知・広報をしっかりやっていく」

7月1日付けで仙台国税局長に着任した馬場氏は奈良県出身の58歳。
1990年に東京大学法学部を卒業後、当時の大蔵省に入省し、高山税務署長や内閣官房内閣参事官を歴任しました。

会見で多くの党が参議院選挙の公約に掲げている消費税減税について問われた馬場氏は、税の徴収機関として政治的な発言はできないと前置きしたうえで、金融市場に与える影響を注視していると述べました。
仙台国税局 馬場健 局長
「10年後の金利はどうなっているかご存じですか。それをよく見ています。大丈夫かなと」

馬場氏はまた政府の復興予算の財源を確保する業務にあたった経験をふまえ「東北の再生に力を尽くしたい」と意欲を述べました。