宮崎空港で、15日朝、保安検査場がおよそ1時間半にわたって封鎖されるトラブルが発生しました。
地上係員が誤って保安検査を受けずに搭乗ゲート内に入ったのが原因で、一部の便で欠航や遅れが出ました。

国土交通省宮崎空港事務所によりますと、15日午前7時半ごろ、全日空の業務に関わる地上係員が、誤って保安検査を受けずに搭乗ゲート内に入ったということです。

(空港内での呼びかけ)
「お客様は再検査することになりました。今、しばらくお待ちください」

このため、安全確認が必要になったとして保安検査場は一時封鎖。
およそ1時間半経った午前9時すぎに通行が再開されましたが、すでに保安検査場を通過していた人も再検査となるなど、一時、多くの人で混雑しました。

(沖縄への搭乗客)
「何があったんだろうと思って、初めて見る光景だったので、びっくりしました。(予定が)半分つぶれてますね」
(羽田への搭乗客)
「午後ちょっと仕事に取り掛かるスケジュールなんですけど、えー、乗れるのかなーって」

(沖縄への子ども連れの搭乗客)
「沖縄に帰る予定で来たんですけど、すごくて人が、これはもう遅れるなと思って、ゆっくりしてます」
(記者)
「もう少し待ちそうだけど、どうかな?」
(子ども)
「(寝そべりながら)無理!」

今回のトラブルで、宮崎空港を発着する6便が欠航したほか、22便で最大およそ3時間の遅れが発生し、利用客およそ2000人に影響が出たということです。

全日空は、「関係者の皆さまに多大なるご迷惑ご心配をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」とコメントしています。