きょう県立鶴岡工業高校の生徒たちが、地域貢献の一環として学校の使わなくなった備品などを再利用した手作りの机などを老人ホームにプレゼントしました。
今回、思恩会福祉ヴィレッジの施設にプレゼントされたのは手作りの机と、イスと、花壇です。

これは、鶴岡工業の定時制が廃止され使わなくなった棚や実習で余った廃材を再利用し作ったものです。

鶴岡工業の生徒たちがどのようなものが必要かを施設に聞いて、建築科の3人の生徒が3ヶ月をかけて制作しました。
「車いすの方でもあまり高すぎないように、低すぎないように工夫したので、ぜひ使ってくれたらと思います」

今回のプレゼントした物は細部にこだわって作られていて、車椅子の人も利用しやすいサイズにしたり、角を少し削り危なくないようにしているなど、利用者に配慮した工夫も見られました。
利用者「私たちのために、このような素晴らしい作品を作ってくださりありがとうございます。皆さんが作ってくださった作品を日々の生活で、大切に使わせていただきます」

鶴岡工業高等学校 建築科3年 阿部隼大さん「非常に難しい部分も多かったので喜んでもらえて非常に嬉しい。自分は花台を作ったが実際に花を置いて、花の鮮やかさと木のぬくもりを一緒に感じていただけたら」

鶴岡工業の生徒たちは今後も、施設が必要なものを調べ、廃材などを利用した物を作ることを通して、地域貢献についての学びを深めていくということです。