現行954円となっている大分県の最低賃金について、県内の実情に応じた引き上げ額を検討する2025年度の審議が始まりました。
大分労働局の秋山雅紀局長は15日、2025年度の最低賃金の改正に向けて大分地方最低賃金審議会に地域の実情に応じた調査審議を諮問しました。

審議会は労使の代表や有識者ら15人で構成され、中央審議会から示される引き上げ額の目安を参考に話し合いを進めます。
(大分労働局・秋山雅紀局長)「経済雇用の実態や賃金の動向賃金支払い能力などを考慮いただきながら調査・審議をお願いする」
5年前には792円だった県内の最低賃金は毎年引き上げられていて、2024年10月からは954円に改正されています。
審議会では8月上旬を目途に、審議結果をまとめ答申を受けた労働局長の決定を経て最低賃金が改正されます。