◆九州で2か所目の「蓄電所」
九州電力イノベーショングループ・岡元太佑さん「黒い四角一個一個が電池パックです」

九州電力は2022年8月、福岡県大牟田市に九州で2か所目となる「蓄電所」を設けた。コンテナの中には、電気自動車で使用された蓄電池が詰め込まれ、一般家庭の約300世帯が1日に使う量の電気を蓄えることができる。
日照条件が良い九州では、全国で最も太陽光発電が普及している。ただ、天候や時間帯によって発電量の変動が大きいため、需要が少ない時間帯に電力が過剰に供給され大規模な停電につながるおそれがある時は、電力の受け入れを止める「出力制御」を実施する。
岡元さん「地域資源の有効活用につながる、だいじな取り組みです。知見を蓄えて、再エネを最大限に受け入れたいです」
今後、電気自動車の普及に伴って排出量が増える中古の蓄電池を活用しながら、出力制御で無駄になる電気を有効活用する。