7月から9月に実施された岡山県とJRグループによる大型観光キャンペーン岡山デスティネーションキャンペーンについて、岡山県内の多くの観光施設の利用者数が新型コロナ拡大前の2019年並みに回復したことがわかりました。

(伊原木隆太 岡山県知事)
「利用者数がコロナ前を上回った施設もあり、コロナ禍で変化した旅のニーズに合致した豊かな自然や夜のイベントなどを楽しんでいただいたものと考えています」

県のまとめによりますと、キャンペーン期間中の118の観光施設の利用者数は、去年(2021年)の同じ時期と比べ約4割増加し多くの施設でコロナ禍前とほぼ同水準まで回復しました。

このうちライトアップなどが行なわれた津山市の鶴山公園ではコロナ禍前の約1.8倍と大幅に増加しました。

県ではキャンペーンに加えて行動制限がなかったことや県民割などの需要喚起策も観光客増加に大きな役割を果たしたと分析しています。