2025年版の『防衛白書』が閣議で報告されました。中国やロシアを念頭に、国際情勢が「戦後最大の試練」を迎えていると表現されています。
今年の防衛白書では、ウクライナ侵攻を継続するロシアや、東シナ海・南シナ海で影響力を強める中国を念頭に、国際情勢が「戦後最大の試練」を迎えているとして「新たな危機の時代に突入しつつある」と表現しています。
中国に対しては、去年、中国軍の軍用機が日本の領空を侵犯したことなど、軍事活動を活発化させていることについて「わが国の安全に深刻な影響を及ぼし得る状況」と強い懸念を示しています。
また、第二次トランプ政権が発足したことを踏まえ、アメリカの安全保障分野における動向が「インド太平洋地域の安全保障環境に大きく影響する」としていて、「今後の動向が注目される」と記載されています。
2024年の防衛白書は4部構成となっていましたが、2025年は石破総理“肝いり”の、自衛官の処遇改善などの「人的基盤の強化」の項目を新たに盛り込み、5部構成に改められました。
今年の防衛白書の内容に、中国外務省の林剣報道官は15日の記者会見で、次のように述べました。
中国外務省 林剣 報道官
「中国は平和的発展の道を堅持し、防御的な国防政策を実行しています。関連する国防と軍事の活動は正当かつ合理的です」
その上で「日本の新しい防衛白書は中国に対する誤った認識を持ち、道理もなく中国の内政に干渉し、いわゆる中国脅威論を誇張した」と反発。
強い不満と断固とした反対を表明し、日本側に厳重な抗議を申し入れたことを明らかにしました。
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