最上川の渇水に備える会議がきょう開かれ、このところ雨が少ない影響で川の水位が低下していることが報告されました。
今後さらなる水位の低下がみられた際には臨時の会議を開き対応に当たるということです。
山形河川国道事務所で開かれたこの会議は、最上川水系の現在の水の量や今後の見込みなどの情報を共有するために県や気象台の関係者などが集まり毎年開かれているものです。

会議では今年、雨が少ないこともあり最上川水系の多くの河川で去年に比べ水の量が低下していることが報告されました。

現在のところ、水を使うことに制限などはかけられていませんが、今後も水の量が減り続けた場合、最上川水系でも農業用水の取入れの制限が必要になる場合があるということです。

特に鮭川の流量が減っていて、関係者が注視していました。
山形地方気象台によりますと台風5号による県内への雨は局地的なものになるとみられるとしています。
これを受け会議では川の水が少ない現在の状況が一度に改善されるものではないとの認識を確認しました。
一方でダムは昨シーズン雪が多かったことから雪解け水により水を確保できているということです。
これらのことから会議では現在のところ県民生活に影響はなく、普段通り水を使っても問題ないとしましたが、今後も雨が少ない状況が続いた場合は臨時の会議を開き、対応を協議していくということです。
