■ISSINに続け!2人のB-girl・女子中学生が世界に挑む


菱川一心さんに技を教わるのは、12歳の岸本美麗さん。

日本ダンススポーツ連盟・ブレイクダンス本部の強化指定選手にも選ばれています。持ち味はアクロバティックな回転技です。


逆立ちから、斜めに倒れたような状態で手だけで回る「エアートラックス」。同年代でできる選手はわずかという、高難度の技です。

(岸本美麗さん)
「女の子は、なかなかパワームーブできないから、自分はできる方なのでそこが強みだと思います」

パワームーブを武器に、世界に挑もうという美麗さん。一心さんからのレクチャーには、この表情(画像参照)。


(岸本美麗さん)
「フットワークをもう少しいろんな種類を増やして、早くしたいです。きょう習ったことを自分のムーブに入れると、すごく見た目が良くなると思いました」



一方、美麗さんとコスメ道具で盛り上がるのは、澤井菜々花さんです。


(澤井菜々花さん)
「個性を出したムーブができたり、自分らしいムーブを出せたりするのが、ブレイキンの魅力だと思います」

2人は、今年10月の大会の中四国ブロックで優勝。菜々花さんにとっては、初めての優勝でした。


(澤井菜々花さん)
「大会に2回出たことがあるんですけど、両方とも一勝もできずに終わってしまって、すごく悔しかった。けど、今回優勝できてすごく嬉しかったです」


自宅では勉強に励む菜々花さん。来年、高校受験を控える中学3年生です。

(澤井菜々花さん)
「ダンスの練習に週6~7行っていたんですけど、さすがに勉強しないとまずいかなと思って、今は週3に減らしました」


とは言うものの、ダンスの練習は自宅でも…。

両親もダンスを通して娘の成長を感じています。


(澤井菜々花さんの父 勝利さん)
「小さいころは、今と違って内向的な感じだったので心配はあったんですけど、ダンスするにつれて、いろんな人と繋がれて、いい結果になっているかなとすごく思います」


菜々花さんの得意技の一つが、柔軟性とバランス感覚が必要な技「シャチホコ」。


さらにここから、顎を床に近づける技はオリジナルのムーブです。


(澤井菜々花さん)
「自分の個性を活かしたダンスができるプレーヤーになりたいです。いつかはオリンピックに出られたらなと思います」

(澤井菜々花さんの父 勝利さん)
「今が一番頑張り時だと思うので、その点、親も一緒に付き添って頑張っていけたらなと思っています」