高岡市の角田悠紀市長が11日、4年間の任期を終えました。最後は多くの職員に見送られ、自身の今後については「これから考えたい」としました。
任期満了を迎え、退任の日を迎えた角田市長。退任式では幹部職員を前に、最後の訓示を述べました。

角田市長「未来の高岡のためにを胸に、本当にたくさんの力を貸して、そしてアイディアを出し、時には議論を交わし皆さんとともに歩んでこれた4年だったと振り返っています」「みなさんなら必ず高岡を前に進めていただけると4年間、一緒に働いていた私としては確信をもっています。自信を持ってこれからも突き進んでいってください」

42歳の角田市長、1期4年間では就任前に1063億円あった市の借金を851億円まで減らすなど財政の健全化に努めたほか、第一子からの保育料・副食費を軽減するなど子育て政策を充実させました。

一方で、能登半島地震の対応については次のように述べました。
角田市長「1日でもいいから高岡独自でもいいから支援策を打ち出そうという思いでやってきましたが、そのスピード感に一度も満足したことはありませんでした」「今なお苦しんでおられる被災地、被災者の方々に対しても申し訳なく思っています」


また、今後については…。
角田市長「どのような高岡が道を歩んでいくのかというところも、市民の皆さんといろいろなお話をしていきたいと思うので、自分自身のこれから先の人生については、これから考えたいなと思っています」
その後、角田市長は、職員や市民らに温かい拍手で見送られ市役所をあとにしました。

角田市長「4年間ありがとうございました」
高岡市では12日から出町譲新市長が市政運営を担います。

