6月、高知県香南市ののいち動物公園でマンドリルのメスの赤ちゃんが誕生しました。パパ、ママ、お姉ちゃんが寄り添い、全国的にも珍しい「家族で過ごす姿」を見ることができます。
(リポート 川見真宵 アナウンサー)
「あすから一般公開される生後14日のマンドリルの赤ちゃんです。お母さんのお腹にピッタリ寄り添う姿がとってもかわいらしいです!」

6月27日、のいち動物公園で誕生したのはマンドリルの女の子です。母・マンゴーと父・リュウの間に生まれ、おっぱいを飲んですくすくと成長しています。生まれた時の体長はおよそ30センチ、体重はおよそ900グラムでした。今はお母さんのお腹にくっついて生活していて、まだ歩くことはできませんが好奇心旺盛でまわりのものに興味津々。なんでも触ろうとする赤ちゃんを心配性の母・マンゴーがそばに連れ戻すのだといいます。2023年に生まれた2歳の「リンゴ」はこの度、お姉ちゃんになりました。まだまだお母さんにかまってほしい時期ですが、生まれたばかりの妹に興味を示しているようでした。

(埼玉から)
「かわいい。初めて見ました。(生後)14日目なんて。お母さん暑いから大変でしょうね。お父さんひとりで毛づくろいしてる」

西アフリカの熱帯雨林に生息するマンドリル。絶滅危惧種に指定されていて、国内ではおよそ70頭ほどが飼育されています。一頭単位での展示が多い中、”4人家族”で子育てする姿が見られるのは珍しいといいます。

(のいち動物公園 マンドリル・シマウマ担当 山本瑞樹さん)
「2日目3日目ぐらいから手足が動くようになってきていて、動き出しが早いというか、他のものに興味を持ったりとか、足腰もしっかり動いているところが見られているので元気に育ってくれているかなと思います。父親のリュウと母親のマンゴー、お姉ちゃんのリンゴ、そして新しい子どもという4頭の家族で過ごしているので、もちろん両親が子どもとどう接していくかというのと、リンゴと新しい子どもの姉妹の様子なんかも日を追うごとに変わっていくと思いますので、ぜひ注目していただけたら」

マンドリルの赤ちゃんは12日から一般公開されます。なお、赤ちゃんの名前は「テマリ」「ヤイロ」「アンズ」の3つの候補の中から来園者の投票で決めるということです。