1日22分仕事時間が減少

この汗によって、「多額の経済損失」が出ていると分析するのが、九州大学の馬奈木俊介教授です。

九州大学 馬奈木俊介 主幹教授
「(汗)やべたつきで不快になり、仕事の作業時間が減る。それが1日1人あたり平均で22分。ということは、仕事時間が22分減っていることと同じ」

例えば、「汗が噴き出る」「仕事着が汗で濡れたまま」だと集中力の低下や不快感につながり、ストレスがたまって仕事の効率が低下するそう。
汗やべたつきによる年間1人あたりの経済損失は・・・

九州大学 馬奈木俊介 主幹教授
「1人あたり100万円の生産性の損失。それを足し合わせると日本全体で7600億円になる」

汗やベタつきによる不快感が業務効率に与える影響は軽視出来ないとして、「長時間にわたって肌を快適な状態に保つことは重要」と話します。

九州大学 馬奈木俊介 主幹教授
「今の温暖化は今後も変わらない。人がどう適応していくかが大事。快適さを保つことがストレスを減らして生産性向上にもつながる」