岩手県洋野町の高校生が地域に受け継がれる伝統の潜水技術、「南部もぐり」の魅力を伝えようと、町内のイベントに参加します。

イベントに参加するのは、海中で工事や漁をする潜水士を養成している県立種市高校の海洋開発科の生徒です。
10日は8人が本番に向けて実習を行い、総重量およそ65キロのヘルメットやスーツを着用して、校内にあるプールの中を自由に歩き回りました。

「南部もぐり」は今から120年あまり前に、優れた潜水技術を学んだ地域の青年、磯崎定吉が広めた技術です。

(種市高校3年 開発科 山田圭吾さん)
「人に見せる側なので精いっぱい、いいパフォーマンスを見せられたら」
生徒たちはイベントへの参加を通じて、伝統技術の魅力を発信します。

このイベント「たねいちウニまつり」は13日に種市海浜公園で行われます。