山形市の50代の男性がインスタグラムで知り合った女性を名乗る者から98万円分の暗号資産をだましとられる詐欺被害がありました。

警察はSNSで知り合った人からカネの話が出たら詐欺だとして注意を呼びかけています。

警察によりますと、4月上旬、山形市の50代の男性はインスタグラムで「香港人のナナ」を名乗る女性と知り合い、親近感を抱くようになりました。

ナナから「暗号資産で稼いでいる」「あなたに楽な暮らしをしてほしい、一緒にやらないか」などと投資を勧められたということです。

その後、男性は履歴の残らないテレグラムでやり取りをするようになり、暗号資産取引所に口座を開設し、3回にわたり合計およそ98万円分の暗号資産をナナが指定したアドレスに送信しました。

ナナに教えられたサイトでは利益が出ていたため全額を引き出そうとしたところ、サポートセンターを名乗る者やナナから「出金額の30%の保証金を支払う必要がある」などと言われ、不審に思い詐欺だとわかりました。

警察は、これはSNS型ロマンス詐欺の手口だとして、SNSで知り合った人からカネの話が出たら詐欺だとして注意を呼びかけています。