続いて感染症情報です。

山形県内の「リンゴ病」の患者数は前の週より10人増加し153人で、13週連続の警報レベルとなっています。

百日せきも依然として流行が続いており県が注意を呼びかけています。

県衛生研究所によりますと、先月30日から今月6日までに県内26の小児科定点医療機関から報告があった「伝染性紅斑」、いわゆる「リンゴ病」の患者数は前の週より10人増加し、153人でした。

1定点あたりの患者数は5.88人で、13週連続で警報レベルが続いています。

保健所別では、山形市で43人、村山で40人、庄内と置賜で30人など県内すべての保健所管内で警報レベルとなっています。

「リンゴ病」は微熱やかぜの症状などが出て両頬に赤い発疹が出るのが特徴で、子どもに多くみられます。

また、患者の全数把握の対象となっている百日せきの患者数は40人で前の週より11人減ったものの依然として流行が続いています。

保健所別では山形市17人、置賜11人、村山10人などとなっています。

百日せきはけいれん性の咳発作を特徴とする感染力が強い急性気道感染症です。乳児は重症化することがあり特に注意が必要です。

「リンゴ病」と「百日せき」は共に感染経路は飛まつ感染と接触感染となっていて、県は、手や指の衛生や咳エチケット、換気などの基本的な感染対策を呼び掛けています。