マイナンバーカードと運転免許証を一体化させた「マイナ免許証」について、警察庁はこれまで課題とされていたシステムを改善し、9月1日に施行する方針だと公表しました。これによりマイナンバーカードを更新しても免許証の情報が自動で引き継がれるようになります。
行政手続きのデジタル化や利便性の向上を目的に、今年3月から運用が始まった「マイナ免許証」。マイナ免許証の取得や切り替えは任意で、▼従来の運転免許証のみ、▼マイナ免許証のみ、▼両方の3パターンから選ぶことができます。
警察庁によりますと、6月末までの時点で、マイナ免許証の保有者は86万8188人。これは日本の運転免許証を持っているおよそ8200万人の1.05%にあたります。マイナ免許証のみを保有した人は28万527人、両方を保有した人は58万7661人でした。
しかし、現在のシステムでは、マイナンバーカードの有効期限が切れて更新すると、免許証の情報が引き継がれず、再度、一体化の手続きが必要となる点が課題とされていました。
この課題に対してマイナンバーカードを作る工場で改修作業が進められていて、警察庁はきょう(10日)、9月1日までにはシステムが改善されると公表しました。
あす(11日)から来月9日までパブリックコメントを募集したうえで正式に決定し、9月1日に施行する方針です。
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