中東イエメンの武装組織フーシ派は、紅海を航行していた貨物船に対して攻撃を行ったと発表しました。少なくとも4人の乗組員が死亡したほか、いまも多くの人の行方が分かっていません。

フーシ派の報道官は9日、ビデオ声明を出し、イスラエル南部に向けて紅海を航行していた貨物船に対してドローンやミサイル攻撃を行ったことを明かし、「作戦の結果、船は完全に沈没した」などと主張しました。

AP通信によりますと、攻撃を受けた貨物船はリベリア船籍で、フィリピン人やロシア人などあわせて25人が乗っていたということですが、攻撃をうけ、9日午前に沈没したということです。

このうち6人は救助されましたが、4人が死亡。残る15人の行方は分かっていないということです。

フーシ派は、パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍と戦闘を続けるイスラム組織ハマスに連帯を示し、これまでも紅海を航行する外国籍の船への攻撃を行っていました。