「公平性を重視しすぎ」 ドイツでは討論番組の“ファクトチェック”も
ドイツ公共放送のプロデューサーのマライ・メントラインさんは、日本の選挙報道が公平性を重視しすぎていると感じています。

ドイツ公共放送のプロデューサー マライ・メントラインさん
「ちょっとビビりすぎなんじゃないかという気もする。公平性がありすぎると自由な議論ができなくなってしまって、質が下がってしまうから視聴者も不満が溜まるでしょうし」
ドイツの代表的な討論番組では、出演した政治家らの発言に誤りがないか「ファクトチェック」を行った結果を、次の放送などで紹介しています。

ドイツ公共放送のプロデューサー マライ・メントラインさん
「必ずファクトチェックが後で入るというのをみんなわかっていて、視聴者もそれを楽しみにしている」
政治をめぐるデマや真偽不明の情報がネット上に拡散する今、日本のテレビに求めるものは...
ドイツ公共放送のプロデューサー マライ・メントラインさん
「ネットなどでは『そうなんだ』『こうだった』とか情報が漏れているわけなので、それが憶測を呼んで全然そうじゃなかったとしても、そこにきっと何かがあったのではということになってしまう。もっと積極的に報道したら視聴者も楽しくなるんじゃないかと思う」