選挙報道 求められる“ファクトチェック”
小川キャスター:
実際、有権者はテレビの選挙報道にどんなことを期待しているのでしょうか。街で聞いてきました。
大学生(10代)
「1個あたりの政党の時間を多くして、思考の背景を深掘ってくれるとすごく見ていて、選挙の参考にもなるし政治のことも知れるし、良いかなと思います」
会社員(20代)
「テレビとかって、分かっている前提で報道している内容もあるので、わかりやすい内容にしてもらえたら若い人にも関心持ってもらえるのかな」
会社員(30代)
「あまり名が知られてない無所属の方とかだと、あまり目に触れることも少ないので、そういった方たちを知れるような機会が設けられたら嬉しいかな」
教員(60代)
「SNSの怖さって、結局誰も検閲が入っていないところ。一つひとつファクトチェックしていく機能をメディアはちゃんと持たなきゃいけない」

小川キャスター:
SNSなどの情報がダイレクトに届く今、ファクトチェックが大事なポイントですね。
TBS政治部 岩田部長:
いろいろな情報があるだけに、それぞれの情報が実際はどうなのかというのは、街の声を聞いても「本当なのか」と思っている様子が伺えました。
メディアはもちろんその仕事をしっかりやらなければいけないですし、そういうことを皆さんが思っていることもとても大事です。「本当かな」と思って別のところを調べてみるということも大事でしょうし、選挙を通じていろいろなことを勉強でき、知ることができるというのは大事だと思います。
小川キャスター:
参政党をめぐっては外国人政策についてもさまざまな情報がありますよね。
TBS政治部 岩田部長:
JNNの世論調査でも、例えば不動産の取得や入国管理、規制を強めるべきだという人が78%にのぼっています。だから規制を強めればいいということではなく、それだけの人がそう思っているのが今の時代だということです。そういう社会で何が起きているのか、取材して調べることは大事だと思います。
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<プロフィール>
岩田夏弥
TBS報道局 政治部長 元官邸キャップ
小渕総理以来 主に政治取材を担当
トラウデン直美さん
Forbes JAPAN「世界を変える30歳未満」受賞
趣味は乗馬・園芸・旅行