労働災害を未然に防ぐ取り組みです。
建設現場の作業員らに労働災害の危険を疑似体験してもらう講習会が宮崎市で開かれました。

これは東京に本社を置く鹿島建設が開いたもので、9日は宮崎市の建設現場にさまざまな労働災害を疑似体験できる装置が搭載された車両が登場。
現場の作業員らおよそ60人が、疑似体験を通して安全意識を高めました。

中には、安全帯を装備して宙づり状態になった時の体にかかる負荷を確認できる体験も。

(玉岡克希記者)
「安定感がありますね。正しい着用の仕方の大切さを、身を持って感じます」

(鹿島建設・安全環境部 田中宏明グループ長)
「見る・聞くだけでなく、実際に体感する、自分で感じる、定着させることを狙っております。しっかりと心に刻み込んでもらうことによって、危なさを心の底から知ってもらい、それを日々の作業に生かしてもらいたい」

鹿島建設は、こうした取り組みを全国で展開し、労災ゼロを目指したいとしています。