東京電力の柏崎刈羽原子力発電所について、7号機の中央制御室などで2024年11月以降、緊急連絡に使う衛星電話の故障が4回続けて起きたことから、原子力規制委員会は5月に、延べ35時間の「追加検査」を行いました。

9日の定例会で規制委は、東電が原因の特定を適切に行っていること、再発防止策が適切に計画されていることから「柏崎刈羽原発は自律的な改善が見込める状態である」との結論を認め、追加検査を終えることを了承しました。

規制委は、原発の改善状況を引き続き監視していくとしています。