油をふき取ったタオルが洗濯後に自然発火する、そんな事故が相次いでいます。まずは大阪で実際に起きた火事の映像をご覧ください。
店の入り口から激しく炎が上がっています。今年5月、大阪市中央区のマッサージ店で深夜2時に発生した火事。けが人はいませんでしたが、店は全焼しました。
マッサージ店の代表は火が出た原因について。
火災が起きたマッサージ店代表
「玄関が火元ということだけわかっていたので、コンセントとかかなと思っていたんですけど、消防士さんから話聞くと、タオルの自然発火。信じられない」
「タオルの自然発火」とはどういうことなのでしょうか?
代表によりますと、出火の前日、店でアロマオイルのふき取りなどに使ったタオルおよそ30枚をスタッフがコインランドリーで洗濯し、乾燥機にかけました。
乾いたタオルを店の入り口近くに重ねて置きましたが、そのおよそ4時間後に自然発火したというのです。
火災が起きたマッサージ店代表
「熱がこもったんじゃないかということだったんですけど、乾燥機から出してしばらく時間が経ったタオルだったので、そんなわけないと」
実は、油が付いた布は自然発火の危険性があります。
これは製品事故を調査するNITE=製品評価技術基盤機構が公開した実験映像。マッサージオイルをふき取ったタオルを洗濯して乾燥機にかけたところ、火が。
オイルに含まれている「不飽和脂肪酸」は、空気中の酸素に反応して発熱する性質があります。乾燥機の中など、高温の環境では熱がこもりやすくなり、発火するおそれがあるといいます。
また、タオルを重ねて置いた場合も内部に熱が蓄積し、自然発火することがあるということです。
「不飽和脂肪酸」はサラダ油や床用ワックスなどにも含まれています。
NITEによりますと、それらをふき取った紙や布をごみ箱などに詰め込んで放置すると、常温であっても化学反応が進み、自然発火するおそれがあるとしています。
NITE担当者
「一般的に暑いと熱が逃げにくくなり、発火しやすくなるので、特に夏場は気を付けてほしい」
NITEは、油がしみ込んだ洗濯物は乾燥機で加熱せずに風通しのよい場所で干し、油がしみ込んだ紙や布は水に浸してから捨てるなど、注意を呼びかけています。
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