地域のシニア世代の人たちが手作りした弁当を、仙台市内の企業に宅配する新たな事業が15日から始まることになりました。

あすから事業が始まるのは「おじいちゃん」や「おばあちゃん」が弁当を作り、企業で働くビジネスマンに届けるその名も「ジーバーFOOD(フード)」です。


仙台市内を中心に飲食事業を展開する「ユカリエ」と都内で高齢者の生活支援事業を行う会社が共同で始めた事業で、シニア人材を活用した上で、利用した企業の従業員に健康について考えてもらうことを目的としています。14日は、実際の弁当が披露されました。


小出悠貴記者:
「こちらがその弁当です。意識しないと摂りづらい野菜や海藻、魚などを使った献立となっています」


インタ弁当を作る高橋昭子さん(67):
「シニアにとっては本当にやる気、そして生きがいが多く感じられる。孫も5人いておばあちゃんに変わりはないが、心の持ちようだけは若い人に負けないように一生懸命頑張れたら」


地域の高齢者およそ20人が太白区長町のキッチンで作り、そして配達します。

弁当の配達が始まる15日から12月23日までの期間は、1500円の弁当を仙台市内の企業や団体を対象に500円で販売するということです。