JR東日本は、きょう、現在福島駅で乗り換えが必要な状態が続いている山形新幹線について、「少なくとも7月いっぱいは引き続きこの対応を続ける」と発表しました。

また15日以降の運行情報については、11日(金)に公表するとしています。

これは先月17日に山形新幹線のE8系の車両に不具合が見つかり、単独運転をとりやめている影響で東京への直通運転がほとんどできなくなっているものです。

JRはE8系の車両に使われていた半導体に不具合があったとしていますが、そもそもの不具合の原因が分かるまで、単独運転をしないとしています。

調査の状況としては、「半導体が損傷した原因は現在も特定できていない」とし、現在も調査が続いているとしました。

またきょう、車両基地に置いていた別のE8系1編成でも同じ不具合が発見されたことも合わせて明らかにしました。引き続き「気温などの環境的要素も含めあらゆる観点から原因究明を行い、対策を講じる」としました。

JRは山形新幹線の運行について、7月いっぱいは基本的に福島駅で乗り換えが必要な状態を続けるとし、「8月以降の対応については改めてお知らせします」としています。