フランス・パリで記録的な猛暑が発生し、現地在住の杏さんが自身の公式YouTubeチャンネルを通じて、自宅からその状況を伝えています。クーラーがほとんどない街で、35℃を超える暑さの中での生活と対策について、リアルな声を届けています。

「今ちょうど35℃です。昨日は38℃、9℃、場所によっては40℃とか。体感だと44℃までということで、本当に危険だから外には出ないようにとか、学校も休校にするようにという感じでお達しが出ました」と杏さんは語ります。


パリでは条例によりクーラーの設置が制限されています。「元々は夏でもクーラーがいらないくらいの気候だったんですけれども、ここ数年の異常気象によってどんどん気温が高くなって、今までのライフスタイルでは立ち行かなくなってきた」と現状を説明。クーラーを設置するには、建物の景観保護のため様々な制約があるそうです。

猛暑対策としては「日光を遮るというのが対策なんですけれども、朝8時か9時ぐらいまでは気温が割と低めなので、その時間までにざっと換気をして涼しめの空気を入れたら、あとはボレという雨戸まで閉めて扇風機で乗り切っております」と工夫を披露しています。




ペットボトルを凍らせて扇風機の前に置いたり、冷蔵庫で冷やした保湿クリームを使ったり、水風呂に入ったりと様々な対策を実践。「我が家は最近、日に4Lぐらい麦茶を作って、とにかく飲むようにしています」と水分補給の重要性も強調しました。


人間だけでなく、共に暮らしている犬たちへの暑さ対策にも言及。 “適正気温は26℃まで” と見かけたという杏さんは、犬たちのために「ひんやりゼリー」「舐める用の氷」「犬たち用の水風呂」などを備えて対応しているといいます。

特に工夫が凝らされているのは夏バテ防止の料理です。「すり下ろしトマトそうめん」は家族に大好評だったとか。「前の晩から大きなトマトを買ってきて、ヘタを取って冷凍庫で凍らせ、食べる前に流水で皮を剥いてすり下ろし、トマトのシャーベットを作るんです」と調理法を紹介。茹でたそうめんの上に麺つゆとすり下ろしトマト、さらに缶詰のサバの味噌煮をのせた一品は、見た目にも涼しく塩分も取れる工夫がされています。


日本とフランスの暑さの違いについて、「室内で逃げ場がないのがフランス。室外、外で逃げ場がないのが東京とか日本なのかな」と比較します。フランスでは朝早くや夜は比較的涼しくなるものの、クーラーがないため室内は厳しい環境。一方の日本は「朝から25℃以上で、25℃を下回るタイミングがない」と述べ、「犬とか子どもとか、外に出してあげたいと思っていても」過酷で外出が難しいと伝えています。
「とにかく日本の皆様も、忙しい日々だと思いますが、しっかりと自分の体と向き合って、健やかな夏をお過ごしください」とメッセージを送りました。
【担当:芸能情報ステーション】