このチームで甲子園に行きたい「理由」
最後の夏、このチームで甲子園に行きたい。強い思いには理由があります。
(青中陽希投手【画像④】)
「絶対にセンバツに行くという気持ちで懸けてやっていたので、それでも届かなかったというのが悔しくて」

高校球児のもう一つの夢の舞台が、春の甲子園=センバツです。去年の秋、青中は、センバツ出場をかけた県大会と中国地区大会の全ての試合で先発しました。しかし、あと一勝というところで敗退したのです。
(佐藤滉起選手)
「あの負けがあってから、試合の時もそうですけど、練習の時からコミュニケーションを取って、バッテリー間でのズレが生じないように」
あの時の悔しさをバネに…。日々、意見をぶつけ合い、制球力に磨きをかけています。

(青中陽希投手)
「秋も経験のない自分を佐藤はリードしてくれましたし、冬を越えて次は佐藤を助けるというか。バッテリーの活躍をしっかり見せていきたいなと思います」
バッテリーを後押しするのは、充実のバッター陣です。春以降の打率が3割7分というスラッガー・又吉【画像⑥】に、2年生ながら4番を張る、長打力が武器の繁光。フルスイングで、強打線を牽引します。

(繁光広翔選手【画像⑦】)
「1,2,3番が繋いでくれたらそこで一本出せるように。相手がビビるくらいの迫力と雰囲気を出して、絶対にヒットを打ってやります」

部員数、108人。ベンチ入りできるのは、わずか20人です。それでも、全員で声を出し、全員で白球を追いかける。
(國近泰獅主将【画像⑧】)
「きついメニューの時でも自分たちで鼓舞し合って声を掛け合ったりして乗り越えてきたのが夏の大会でここぞという場面で発揮できたらいいなと思います」

(青中陽希投手)
「人数が多い分、一つになったら絶対に強いと思うので、一試合一試合を全員で戦い切って、県大会は絶対に優勝して、とにかく甲子園に行って、ベスト8以上をしっかり目指してやっていこうと思います」
2年連続の甲子園出場を目指しきょうも声を枯らす、岡山学芸館。初戦は、大会5日目です。