東海地方に【線状降水帯】予測情報

東海地方では14日(月)夜のはじめ頃から15日(火)昼前にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。14日(月)~19日(土)の《雨と風のシミュレーション》を画像で掲載しています。

大雨の心配は東海地方に限ったことではありません。
熱帯低気圧や低気圧へ向かって流れ込む暖かく湿った空気、太平洋高気圧の縁辺を回って流れ込む暖かく湿った空気、さらに西日本では上空に流れ込む寒気の影響が加わり、大気の状態が非常に不安定となる所がある見込みです。このため、雷を伴った非常に激しい雨が降って、大雨となる所があるでしょう。雨雲が組織化して局地的に猛烈な雨が降るおそれもあります。

対馬海峡付近の低気圧は寒気を伴う〈寒冷渦〉

熱帯低気圧が九州の西を東北東へ進んでおり、低気圧が日本海西部を北東へ進んでいます。熱帯低気圧は14日(月)は九州へ進み、次第に不明瞭になりますが、低気圧は15日(火)にかけて日本海を北上し、16日(水)は中国東北区へ進む見込みです。一方、16日(水)は、太平洋高気圧が日本のはるか東から日本の南に張り出すでしょう。

[雨の予想]
▶24時間降水量(多い所)14日(月)正午~15日(火)正午
  東海地方   250ミリ
  近畿地方   200ミリ
  中国地方    80ミリ
  四国地方   150ミリ
▶24時間降水量(多い所)15日(火)正午~16日(水)正午
  東海地方   150ミリ
▶24時間降水量(多い所)16日(水)正午~17日(木)正午
  東海地方   200ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。