全国有数の暑い街として知られる岐阜県多治見市の暑さ対策は、スイカを育てること。それも、地植えではなくプランターや鉢で栽培する「空中スイカ」がいま、道沿いのあちこちで実っているんです。

(多治見市観光協会 長崎恵美さん)
「体を冷やすスイカがこんなに楽しく作れるなんて、いいことだなと」

ここは「本町オリベストリート」と呼ばれる、美濃焼の文化の香り高い約400メートルのエリア。軒先の「空中スイカ」と風鈴の音が涼しさを演出しています。

この取り組みは、スイカを育てる1人の市民の家庭菜園をヒントに、多治見市観光協会が、多くの人が力を合わせ、店や家の軒先で「空中スイカ」を育てれば町おこしになるのではと8年前から取り組んできました。