青森県鰺ヶ沢町の特産で夏の味覚「スイカ」の出荷が始まり、出荷基準となる品質や等級を選別する「目揃会」が開かれました。

その選別方法は、代々受け継がれてきた“神業”とされる方法です。

みずみずしい赤い果肉が詰まった夏の味覚「スイカ」。
鰺ヶ沢町の「つがるにしきた農協白神統括支店」では、7日からスイカの出荷が始まり、品質や等級の基準となる「目揃会」を開きました。

集荷場には、早生品種の「羅皇Z」120玉が持ち込まれて、“神業”とされる選別方法が生産者の前で行われ、等級などを確認しました。

スイカをたたいて選別する様子
「ポンポン…1!ポンポン…3!ポンポン…1!」

選別のベテランで、スイカ班の班長・今隆光さんは、スイカをたたく音と感触で実のつまり具合や品質が判別できると言います。

スイカの選果員 今隆光 班長
「たたく時になでて傷などが手の感触でわかったり、(中に)空洞があれば鈍い音がします。空洞が無いときには弾けるような感触。30年くらいやっているので、いつでもOKという感じ」

つがるにしきた農協では、今年度約1430トンを出荷し、約2億2000万円の販売を目標にしていて、7月下旬には出荷のピークを迎えます。