海のレジャーシーズンを前に、福島県いわき市では、7日、釣り人が海に転落したことを想定した水難救助訓練が行われました。
訓練は、海のレジャーシーズンを前に、海水浴や釣りで事故が起きた場合に備え、毎年この時期に行われていて、小名浜消防署の潜水隊などおよそ15人が参加しました。
参加した署員たちは、レスキューボードや、海に転落した人の位置を確認するドローンを使いながら、救助の手順などを確認していました。
小名浜消防署・井上雅樹署長「海水浴シーズンを前に、潜水士と陸上隊との連携を図ることを目的に年1回実施している。早急に救出をして一人でも多くの方を助けたいと思っている。いわきの海の安全を守っていきたいと思っている」
消防によりますと、いわき市では去年、9件の水難事故が起きていて、6人が救助されましたが、2人が行方不明となっています。消防は、海や川で遊ぶ際は天気の急変に注意するとともに、危険な場所には近づかないよう呼びかけています。