戦後80年に合わせた展示に向け、大分市の県護国神社で7日ゼロ戦のエンジンやプロペラの設置作業が行われました。
県護国神社の史料館「寄須処」では、特攻隊員の遺書など戦争関連の史料が展示されています。今年は戦後80年にあわせた特別展示を予定していて、7日神社の関係者ら10人ほどが参加して、ゼロ戦=零式艦上戦闘機のエンジンやプロペラの設置作業が行われました。

これらは大分市にあった予科練資料館が管理していましたが、去年5月の閉館後3000点の史料が県護国神社に引き継がれています。神社ではすでに50点以上が展示されていて、今回の特別展示では終戦の日にちなんだものも公開されます。
(県護国神社・八坂秀史宮司)「プロペラの後ろにエンジンがある。エンジンの後ろには当然、操縦席がある。操縦席には生身の人間が乗っていたわけです。その人が何を考えていたのか、そういったことを想像してほしい」
設置されたゼロ戦のエンジンやプロペラは、7月24日から一般公開されます。