明治安田J2のカターレ富山は前節で上位の千葉を破り勢いに乗るなか、5日はリーグ2位のベガルタ仙台に1対0で勝利し、上位相手に歓喜の2連勝です。
橋本星奈アナウンサー
「現在J2・2位のアウェー仙台にやってきました。富山からおよそ350人の大応援団が駆けつけています」
サポーター
「先週みたいな試合が観られたらすごくうれしいなと思います」
「今回も攻撃的サッカーで勝ち点3をお土産に富山に帰りたいと思います」
「やっぱり勝ってほしいです」
1万8000人を超えるベガルタゴールドに染まるユアテックスタジアム仙台。これぞアウェーという雰囲気の中、17位のカターレと2位のベガルタ仙台が激突しました。
試合は立ち上がりから仙台にボールを支配され攻め込まれます。
しかし前半20分、カターレのコーナーキックでDF深澤壯太が頭で軌道を変えたところに飛び込んだ伊藤拓巳。試合前に安達亮監督から「お前が点を取る日だ」と言われた伊藤の値千金の先制ゴール。
デザインされたセットプレーでカターレが少ないチャンスをものにします。
1点リードで折り返した後半。さらに牙をむく仙台の攻撃を耐えしのぐ時間が続きます。
後半30分。カターレがスローインから一気にカウンター。伊藤のパスを受けた浦十藏でしたが、惜しくも追加点とはなりません。
試合終盤、安達監督はDFを投入し、5バックにして守りを固めます。
勢いが衰えることのない仙台の猛攻に対し、カターレの守護神・田川知樹が立ちはだかり、魂のセーブで仙台にゴールを許しません。
最後まで集中を切らさず、全員守備で1点を守り切ったカターレ。前節の千葉戦に続き、上位陣相手に約4か月ぶりの2連勝。大声援を送り続けたサポーターたちと喜びを分かち合いました。
カターレ富山 伊藤拓巳選手
「応援ありがとうございました。今週一週間いい準備が出来たんで勝てて良かったと思います。ありがとうございました」
カターレ富山 伊藤拓巳選手
「チームとして2回目の2連勝ができて本当にうれしいです。相手のサポーターも人数多かったんですけどそれに負けじとカターレの応援っていうのも試合中ずっと聞こえていたので、本当に力になりましたし、どうしても勝ちを届けたたいと思っていてので勝てて良かったです」
カターレ富山 安達亮監督
「きょうは狙い通りでしたね。『(伊藤)拓巳にも匂いを嗅げ』と言っていたので、『きょうはお前が点を取る日だ』って明言していたのでその通りやってくれていたので良かったです」「仙台があれだけ力があるチームだったので、そこに勝てたというのは選手に自信にしてもらいたいところではあります」
勝ち点3を得たカターレは順位を1つ上げ16位に浮上しました。

カターレは上位対決が続きます。次節は7月12日にアウェーで現在、首位の水戸と対戦します。