3日公示された参議院議員選挙について、高知市の期日前投票所でデータの選択ミスから通常よりも投票に時間を要するトラブルが発生していたことが分かりました。
高知市によりますと、市が事前に市内の有権者に送付している参院選の投票所入場券のデータと、期日前投票システムのデータが人為的なミスにより異なっていました。
このため、4日から市役所本庁舎1階で実施している期日前投票で、4日と5日の2日間、入場券のバーコードを読み取っても、選挙人名簿を検索できないトラブルが発生。
期日前投票の宣誓書に住所の追記を依頼して本人確認を行ったことなどから、通常よりも投票に時間を要し、2日間で投票に訪れたおよそ1200人のほぼ全員に影響が出たということです。
投票所入場券と期日前投票システムのデータの更新日が違っていたことが名簿を読み取れなかった原因だったということです。
市は5日夜、期日前投票システムのデータを修正。6日からの期日前投票ではトラブルは解消されています。
高知市選挙管理委員会は「複数人でチェックすることなど慎重な事務を行うことで再発防止に努めてまいります」とコメントしています。