元サッカー日本代表でJリーグ選手OBの森脇良太さんが、高知で“人生初”という「献血」を行いました。「自分の血液が誰かのためになれば」との思いで、急遽、臨んだ「デビュー戦」は…「楽しかった!」(笑)
明治安田生命保険相互会社とJリーグ、日本赤十字社がコラボして開催した献血イベント。ゲストとして招かれたのは、サッカー元日本代表で、Jリーグのサンフレッチェ広島や愛媛FC、浦和レッドダイヤモンズなどで活躍した森脇良太さんです。

会場となった高知市中心部の「おまち多目的広場」にはサッカーファンが訪れ、森脇さんからサインをもらったり、一緒に写真を撮ったりしていました。

高知でも人気者の森脇さんですが、5日、人生で初めて経験したのが“献血”です。「自分の血液が多くの人々のためになれば」と予定には無かったそうですが、急遽、参加することに。「初めての献血」ということで、さぞかし緊張されているのではないかと思い、献血バスの中を取材すると…

◆森脇良太さん
「いつもの針より10倍ぐらい大きいとかないですよね?」
◆スタッフ
「5倍くらいですね(笑)」
◆別のスタッフ
「8倍くらいやない?(笑)」
◆森脇良太さん
「『森脇だから太くしとけ』みたいな(笑)」
さすが元日本代表!全く動じていませんでした。森脇さんは終始、落ち着いた様子で献血に臨んでいました。今回、森脇さんの採血にかかった時間はわずか4分。カメラマンが目を離していた隙に終わってしまいました…

◆森脇良太さん
「もう、あっという間に終わりましたね。もうちょっと僕も長いかなと思っていたんですけど。“あんぽんたん”な人ほどすぐ血が抜けるとか無いですか?(笑)」
◆スタッフ
「そんなことはないです(笑)」
現役時代、献血に関し制限はなかったそうですが、思い切って参加ができなかったという森脇さん。初めての献血の感想は…

◆森脇良太さん
「ドキドキ感はちょっとありましたけど、看護師の方たちが優しくいろんなアドバイスをしてくださったので全く緊張はしなかったですね。もうリラックスして臨めました。針が刺さったのも気づかなかったです。いつの間にか始まっていつの間にか終わっているというところなんで。楽しかったです。楽しかったという表現が正しいかわかんないけど笑。でも僕の血液が多くの方々の助けになったらうれしいなとは思います」
日本赤十字社によりますと、近年、献血者数は減少傾向で若い世代への広報が課題だということです。森脇さんは今回、「献血はプレーに支障がない」ことが分かったといい、現役選手にも勧めたいとしたほか、若いサッカーファンにも広めていきたいと話しました。

◆森脇良太さん
「僕自身、初めての献血だったんですけど本当にリラックスしてゆったりと献血を受けることができました。献血、非常に手軽に受けることができます。皆さんの血液が多くの方の手助けになります。是非皆さん、リラックスして献血を受けてください、よろしくお願いします!イエス!カモン!」
■森脇良太さん
1986年4月6日生まれ。39歳。広島県福山市出身。
サンフレッチェ広島(2004-2005・2008-2012)
浦和レッドダイヤモンズ(2013-2019)
京都サンガF.C.(2020-2021)
愛媛FC(2006-2007・2022-2024)でプレー
2011年~2013年 日本代表として国際Aマッチに出場