◆《過去に起こした犯罪と向き合い、反省を未来へ活かす―》
森田絹子キャスター)
取材した摂南大学の竹中准教授によりますと、犯罪社会学には“学習理論”という考え方があります。「人の行動は、暴力が当たり前の環境で育てば、非行や犯罪に走ってしまうことがある一方、誰かが良いお手本となることで、良い行動を学び直すことができる」という考えです。
堀啓知キャスター)
松田さんは、自身の経験から駄菓子Barを通じて子どもに寄り添おうとしています。
子ども食堂という存在も、とても注目されていますが、そうした気兼ねなく、子どもたちが立ち寄れる場所は、現代では、とても求められているんだろうと思います。
過去の犯罪としっかり向き合って、その反省を未来へ活かそうと、松田さんはいま、その途中に立っているんじゃないでしょうか。
今後、松田さんは“巨大迷路”を作る夢があって、壁にぶつかっても、諦めずに進めば、道が見つかることを伝えたいと話しているとのことです。
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